福岡のアイツ(くる@)について
この記事はくる@(@Ejngkwkv)の観察結果を記したものである。あくまで筆者の主観に基づいたものであることをここに強く主張しておく。それを踏まえた上での閲覧をお願いしたい。
1.邂逅
初めて会ったのは、福岡のデュエマフェスでの事だ。墓地ソースを握ってイキっていた筆者をボルコンにもかかわらずクローチェ・フォーコを永遠に投げ続けるサイクルを確立し、負けた。
当時の筆者は今のようにCSに出続けるようなトーナメントプレイヤーではなかったので、「マジかよ!w」みたいな感じで話すことができた。共通の知人が居たこともあってTwitterで直ぐに繋がった。この時まだ同世代だと思っていた。
2.エリア予選
CSに出始めて間もない頃だったし、熊本の権利戦の数も極端に少なかったため熊本の知人でエリア予選に参加したのは皆無に等しかった。
そうした折、彼の存在が頭をよぎった。早速TwitterのDMで前泊させて欲しい旨を伝えると快く引き受けてくれた。それどころか、KDF3rdまで泊めてくれた。
そうと決まれば、金曜日の夕方には高速バスに飛び乗って天神へ向かった。目的地は今は亡きトレカパークだ。
急にスーツで現れた彼に、どうしたんだと聞くと仕事だと答えた。4歳も違った。2018年で間違いなく一番の衝撃だった。
平日の夜に有る非公認大会がとても珍しかったので二人で出ることにした。レヴィヤバスターを握っていたはずだ。
結果は散々であった。マッド・デッド・ウッドに無限エクストラターンを取られたかと思えば、ゴクガ・ロイザーが戦慄のプレリュードの2重奏を奏で白色の龍を呼び出し、挙げ句彼のチェンジザダンテからはマナ・クライシスが放たれる。
カオスとしか言えなかったが、泊まりということで気分が高揚していた。
彼の家に着き、翌日のための調整を始めた。当時の彼は確か青白サッヴァークでCSで入賞し、公式の人間にすごいとチヤホヤされ天狗になっていた。
「明日の山は?」と聞くともちろん彼は「いつもの」と返す。
「お前こそ明日の山は?」と聞かれたので、「赤白」と答えた。天神についた瞬間にリリアングを800円で手放したばかりだ。
「あほしね」そんな風に言われた気がする。
結局リリアングを借りてエリア予選に出ることにした。僕はロジック・サークルをデッキに入れオシャレぶっていた。
取り敢えずお互いの山を当てる。勝てない。終わったか?と思った。
「当たらないことでケア!w」とかほざいて調整を終え、デッキシートを書き寝た。ハリネズミがやたら元気だった。
翌日、小倉駅に向かうオタクにまみれた電車に乗り会場入りした。
結果から言えば、筆者は4-2で18位、彼は5-1で予選通過となった。
不運にも直ぐに彼は戻ってくることになるのだが。
彼はデッキにロジック・スパークを搭載していた。しかし、前日の調整では筆者のロジック・サークルの方が圧倒的にゲームに関与していた。
それが仇となった。デッキシートには見慣れないロジック・サークルの文字が有ったのだ。
結果、そこがジョーカードとなりハンドロスでゲーム開始。彼のデッキはコントロール寄り、勝てるはずもなく16落ち。
ため息を着きながら帰った。
3. 2019年
共通の知人が引っ越した。
彼にとっては大きな転機だっただろう。自らコミュニティを広げる努力を始めた。元々の人柄もあってか、直ぐにコミュニティは広がっていった。
春先のCSで彼を見かけても、常に周りに人がいた。以前の彼とは変わったのだ。
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そこからの彼は、読者の皆さんの知るところである。
Twitterでは公共の場であることを忘れたかのような過激なツイートの嵐。ビスコへの風評被害。リアルで会えば罵るか煽るかの二択。数え役満である。
しかし、珍しい動物でも見るかのように彼のフォロワーは増えた。
「デッドダムドの夏」とまで揶揄された8月には、福岡や大分のプレイヤーで主に構成される調整チームにも加入していた。彼は「ねずみ講に捕まった」などと言っていたが。
とにもかくにも、筆者の見てきた彼の物語はこの辺でおしまいにしようと思う。
事実に基づいてはいるものの、誇張などを含んでいるためレポートではない。あくまで物語だ。
これから彼の紡ぐ物語はどうなるのか誰も知らない、どうせデュエマをしているに決まっているだろうが。
そんな彼の観察はなかなかどうして辞められないものがある。
サイキック